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2012年07月18日

時効

時効には大きく分けて2種類があり、時効によって権利を新しく取得することを「取得時効」と言い、時効によって権利が消滅することを「消滅時効」と言う。

@取得時効
・「所有の意思」を持って、平穏かつ公然に「占有を継続」することで、他人の土地が自分の土地になる。
・つまり自分の土地だと信じて、その土地を占有していることが大事。
・占有開始時に善意無過失であれば10年で取得。あくまでも開始時に善意であれば良い。
・また不注意で他人の土地であることに気付かなかった善意有過失や、他人の土地であることを知ってて占有する悪意の場合でも20年で取得できる。
・最初に占有した人が転貸借をして別の人が占有をしていたとしても、時効は継続される。そして最初の人が善意無過失であれば、あとから占有した人が悪意であったとしても、善意無過失を継続することになる。

A消滅時効
・通常の債権は10年間、それ以外の財産権である地上権や抵当権などは20年間で行使をしないと消滅してしまう。
・これに対して所有権は消滅時効によって消えることはない。
・また確定判決によって確定した権利も10年となる。
・消滅時効は権利を行使できるようになったときからスタートするものとする。


時効の中断について
・それまで継続していた時効の期間をストップさせて、さらにはそれまでの期間のことをなかったことにすることを時効の中断と言う。
・時効を中断させるには、裁判上の請求をしたり、債務者が債務を負っていることを認める承認をしたり、債権者が債務者に対して財産の差し押さえや仮差し押さえ、仮処分をするなどが必要である。


時効が完成したものについて、時効の完成を主張することを時効の援用と言う。これができるのは、時効によって直接利益を受けるものだけである。つまり、関係ない人は他人の時効を利用はできない。
具体的には利用できるのは、債務者であったり、保証人や連帯保証人、物上保証人、抵当不動産の第三取得者などである。

時効の利益については、時効の完成前に放棄することはできない。また、時効が完成した場合には、時効の効果は起算日から生じるものとなるため、他人の土地を10年で取得した人は、10年前からその土地はその人のものだったということになる。

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posted by seto at 17:26| 勉強(権利関係)